金雲母 phlogopite
金雲母(きんうんも, phlogopite, フロゴパイト) は K(Mg, Fe)
3AlSi
3O
10(OH, F, Cl)
2という化学組成からなる雲母の一種。ケイ素、酸素、カリウム、マグネシウム、鉄、アルミニウム、水素、フッ素、塩素という元素を主成分とする
珪酸塩鉱物。
鉄雲母と固溶体をなし、中間的な組成のものはフィールド名として
黒雲母と呼ばれている。
金雲母の色は光沢のある褐色から黄色である。金雲母の結晶の形は薄い板状かそれが積み重なったもの、自形結晶では六角板状になる。

金雲母 画像幅約4cm
金雲母の産出
金雲母は特にカリウムに富み、ある程度の鉄やマグネシウムを含む岩石に含まれる事が多い。
花崗岩や流紋岩などの珪長質火成岩には、金雲母が広く含まれる。
これらの火成岩を形成するマグマにおいて、金雲母の晶出順序は他の主要な構成鉱物である石英や長石に比べて早いため、六角板状の自形結晶が見られることが多い。
産業的利用
金雲母そのものの産業的利用価値はほとんど無いが、金雲母の固溶体である黒雲母が風化して生じる蛭石(ひるいし, バーミキュライト、ヴァーミキュライト、vermiculite)は、約800 ℃で加熱風化処理して、土壌改良用土や様々な化学材料として広く使われている。
関連項目