リストヴェナイト listvenite

リストヴェナイト(リストヴェナイト) Loc.
- リストヴェナイトの概要
- リストヴェナイトの成因と産出地
- リストヴェナイトの産業的利用
- 関連項目
リストヴェナイトの概要
リストヴェナイトは主にマグネサイト(菱苦土石)、アンケル石、苦灰石などの炭酸塩鉱物によって構成されており、この他フクサイト(クロムを含み緑色を呈する白雲母)や石英を特徴的に含む。 リストヴェナイトという用語は野外名のようなもので、厳密な定義があるわけではない。 また、珪化作用が進み、炭酸塩鉱物がほとんど含まれずに石英とフクサイトからなる岩石となったものを含めることもあるようである。
リストヴェナイトは元々ロシア語Лиственитであり、英語の綴りはlistveniteの他にlistwanite, listvanite, listwaeniteなどが混在している。和名の読み方も、リストヴェナイトの他にリスウェナイト、リストベナイト、リストワナイトなどと揺れがある。
リストヴェナイトの産出
リストヴェナイトの利用
リストヴェナイトはしばしば自然金を含むため、金鉱石として採掘されることがある。例として、カナダの太古代Abitibi緑色岩体やTimmins, Kirkland Lake, Val d’Or鉱業区、カリフォルニアの1.2億年前Mother Lake ore systemなどがある[3]。
関連項目
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参考文献
- Bell JM, Clarke EdeC, Marshall P ( 1911): The geology of the Dun Mountain subdivision, Nelson New Zealand Geological Survey Bulletin 12 new series.