アノーソサイトAnorthositeはアノーサイトAnorthite、すなわち灰長石からなる岩石ということからこの名前がついているため、本来なら日本語の訳も灰長岩(かいちょうがん)であり、事実そのように記されることも多い。 しかし、後述の通り日本を始めとする顕生代の地質体では灰長石単成分に近いものよりも曹長石との中間的な組成に近いものが見られるため、斜長岩という語をアノーソサイトAnorthositeの訳語として用いる方が一般的のようである。
太古代の斜長岩は、主に約30億年前以降の太古代中期から後期にかけて見られる。
原生代の斜長岩
顕生代の斜長岩は主にオフィオライトの中に見られ、斑れい岩 島弧火山活動
斜長岩のなかでも均質で見た目の美しいものは石材や装飾品に用いられることがある。