薩摩硫黄島の硫黄岳登山
Mt. Iodake in Satsuma-Iojima
薩摩硫黄島のシンボル硫黄岳は、デイサイト・流紋岩なる活火山です。硫黄岳はその名の通り到るところで噴気活動による自然硫黄が生じています。 通常は立入禁止で、今回は許可を取ってガイド同伴で登山しました。
↓硫黄岳登山道の入口の様子。(Google mapへのリンク)
↓以下、登山道前半の様子の写真をいくつか載せます。
↓到るところに流理構造の綺麗な流紋岩が見られます。
↓ある程度登っていくと、薩摩硫黄島の南岸の海の様子もよく見えます。手前の硫黄岳側からは青白い温泉が、奥の稲村岳からは赤茶色の温泉が、それぞれ海に垂れ流れています。 このような色の違いは、それぞれの山を構成する岩石の種類の違いによるものです。赤茶色の温泉が出ている稲村岳は玄武岩~安山岩という鉄分に富む火山で、青白い温泉が出ている硫黄岳は鉄分の少ないデイサイトから流紋岩からなる火山です。 青白いのはシリカや硫黄の微粒子による色です。
↓硫黄岳登山道の様子。柵の金属は火山ガスの影響ですべてサビサビになっている。
↓硫黄岳の山頂がかなり近くなる。この場所のGoogle mapへのリンク。
↓硫黄岳山頂付近の噴気孔のズーム。盛んに噴気が出続けています。
↓この辺り(Google map)から先は崩落も酷くなります。
今回の登山はここまで。
↓硫黄岳登山道、今回行った最も奥の様子。
↓アツアツの蒸気が出ており、自然硫黄の塊が転がっていました。
↓硫黄岳登山道の帰りの様子。