灰鉄輝石 hedenbergite

灰鉄輝石(かいてつきせき, hedenbergite ヘデンバージャイト, ヘデンベルグ輝石)はCaFeSi2O6という化学組成を持ち単斜晶系の輝石族の1種の鉱物。単斜輝石の代表的な端成分の1つ。
通常、透輝石と固溶体をなしており、Ca(Fe, Mg)Si2O6と書くことも多い。 灰鉄輝石の色は緑色、濃緑色、緑褐色、褐色、灰緑色など。硬度5.5~6.5、比重3.65。主にスカルンに産する他、縞状鉄鉱のような鉄に富んだ堆積岩が広域変成作用や接触変成作用を受けることで生じるものや、アルカリ火成岩内に生じるものなどがある。
灰鉄輝石(ヘデンベルグ輝石)の結晶の集合体。画像幅約4cm。Loc. 山口県長登鉱山。ベデンバージャイト、ベデンベルガイト、ヘデンベルジャイト、hedenbergite
灰鉄輝石(ヘデンベルグ輝石)の結晶の集合体。画像幅約4cm。Loc. 山口県長登鉱山。

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