アレナイト arenite
アレナイト(arenite)は砂岩を粒子サイズで分類したうちの1つで、
砂岩を粒子サイズの分布で分類したうちの一種で、砂岩の中でも基質と呼ばれる30 μm(=0.03 mm)以下の粒子の量が15%以下と少ないもの。
アレナイトよりも基質の多い(15~75%)砂岩はワッケと呼ばれる。
アレナイト
アレナイトの分類
アレナイトは砕屑物の成分によってさらに以下のように細分される。
- 石英アレナイト
- 石英質アレナイト
- 長石質アレナイト
- 石質アレナイト
石英アレナイトの成因
石英は長石や有色鉱物などほかの造岩鉱物よりも風化への耐久性が高いため、
風化・侵食・運搬の過程を経る中で、他の鉱物よりも砂岩に残りやすい。
そのため、石質アレナイトや長石質アレナイトは淘汰の悪い砂岩で、石英質アレナイトや石英アレナイトは淘汰の進んだ砂岩ということができる。
石英アレナイトの形成について論争