高根鉱 takanelite

高根鉱(たかねこう, takanelite, タカネライト)は (Mn2+, Ca)Mn4O9・H2Oという組成を持ち六方晶系の酸化鉱物の1種。バーネス鉱(バーネサイト)グループの1種の鉱物。高根鉱は同じバーネサイトグループに属するランシー鉱のMn置換体に相当する。
1971年に東北大学の鉱物学者・鉱床学者であった南部松夫と谷田勝俊により記載された。タイプロカリティは愛媛県西予市旧・東宇和郡野村町)野村鉱山である。ここは秩父帯付加体中に胚胎された堆積性マンガン鉱床からなり、マンガンと水銀が採掘された鉱山跡である。同じく東北大学でX線結晶学、鉱物学に貢献した高根勝利(1899-1945)の業績をたたえて命名された。

高根鉱

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