閃亜鉛鉱(センアエンコウ, sphalerite, スファレライト)は硫化亜鉛(ZnS)からなる鉱物。立方晶系。
硫化鉱物の一種。
純粋な閃亜鉛鉱の色は無色~白色のダイヤモンド光沢だが、通常は鉄を含むことで黒色~黒褐色の金属光沢で産出することが多い。他にべっ甲のような褐色のもの(べっ甲亜鉛と俗称される)のほか、黄色、黄緑色、深緑色、赤色などの色を持つことがある。
閃亜鉛鉱の自形結晶は正八面体が最も普通に見られる形で、スピネル式双晶もよく見られる。
閃亜鉛鉱の鉱床は、熱水活動によって
方鉛鉱や
黄鉄鉱などの他の硫化鉱物や
石英を伴って形成されるが多い。