閃亜鉛鉱 sphalerite

閃亜鉛鉱(センアエンコウ, sphalerite, スファレライト)は硫化亜鉛(ZnS)からなる鉱物。立方晶系。硫化鉱物の一種。 純粋な閃亜鉛鉱の色は無色~白色のダイヤモンド光沢だが、通常は鉄を含むことで黒色~黒褐色の金属光沢で産出することが多い。他にべっ甲のような褐色のもの(べっ甲亜鉛と俗称される)のほか、黄色、黄緑色、深緑色、赤色などの色を持つことがある。
閃亜鉛鉱の自形結晶は正八面体が最も普通に見られる形で、スピネル式双晶もよく見られる。 閃亜鉛鉱の鉱床は、熱水活動によって方鉛鉱黄鉄鉱などの他の硫化鉱物や石英を伴って形成されるが多い。
閃亜鉛鉱 sphalerite crystal Loc. 岐阜県神岡鉱山 Kamioka Mine, Gifu, Japan
閃亜鉛鉱 Loc. 岐阜県神岡鉱山
画像幅約3 cm

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