2017白馬八方温泉 冥王代生命学ワークショップ
Hadean bioscience workshop in Hakuba Happo Hotsprings
白馬八方温泉は、火山フロント起源の温泉が蛇紋岩体を通過することで強アルカリ性かつ水素や炭化水素を含むようになった温泉で、世界的にも極めてまれな環境です。
その環境には極めて原始的な微生物のものと考えられる塩基配列も発見されていて、白馬八方温泉は地表の中で最も生命の起源に近い場所であると考えられています。
そのため、新学術領域「冥王代生命学の創成」(2014~2018)ではワークショップが定期的に行われています。
今回、ワークショップRA(?)みたいなヘルプのために白馬八方温泉に行ってきました。
2017年10月13-15日に研究者が八方文化会館に集まってワークショップをした後、15日午後に一般向け講座が開催されます。
八方文化会館とは白馬八方バスターミナル奥にある博物館・図書館併設の集会場です。
白馬八方バスターミナルには、長野駅から特急路線バスが出ている他(東京から白馬の最速ルートは北陸新幹線+この特急バス)、東京や大阪から高速バスが多数乗り入れているなど、観光客の起点になる場所ですが、その奥にこのような施設があることはあまり知られていませんね。
八方文化会館、昔ながらの落ち着いた集会場で良さみが深いですね。
八方文化会館のなかの様子。これも昔ながらの集会場の雰囲気。 写真はワークショップの開始を待っている所。今回は70人以上の生物学・地球科学・惑星科学などの研究者が集まりました。
ワークショップのあとは一般向けの市民講座のヘルプでした。
白馬八方温泉の観光パンフレットも、中を見ると……
生命の起源について書かれています!ただ、その断面図だと、天水が上部マントル起源で帰ってきていて白馬八方温泉が超深部流体になってしまいますね…
で、真面目な話はこれくらいにしておいて、温泉と宿のメモ的なものをいかに紹介します。各々ページをクリックしてください。
・白馬八方温泉のまったりとした温泉民宿 雪の荘
・白馬八方温泉の日帰り入浴施設 みみずくの湯 丸見え露天風呂?!