2014 高知地質調査
Kochi geological survey
横浪メランジュ
Yokonami melange
道路から降りてすぐのところの海岸の様子。メランジュや付加体の地質を解説した看板も立っています。
天気は少し曇りでしたが、あまり風がなくそれほど寒くは感じませんでした。
はじめの方はほとんど砂泥が続きますが、その中にはメランジュ構造のレキを含んだ部分や、上の写真で示したようなデュープレックス構造、変形構造など、
付加体地質の特徴が様々に観察できます。
海岸の様子を振り返って撮影。岩が大きくゴロゴロとしています。
チルドマージン(急冷縁)ではないが、変質した赤紫色のリムと、ややフレッシュな緑色のコアに分かれているのが分かる部分。
左) 皆で枕状溶岩の観察。
右) 古地磁気学研究者の生痕化石(笑) 高知大学の研究グループによるものらしく、四国島の至るところにたくさんあります。
海岸には大型のヒザラガイが沢山いました。あと、タカラガイもけっこう見かけたので、ここもビーチコーミングには良いかもしれません。
四国島はビーチコーミングには面白いところです。過去に、室戸岬でビーチコーミングしたときは、たまたま台風の晴れ間だったのでタカラガイがものすごく豊作だったこともありました。
さらに、チャートのガレ場を通りすぎて狭い岩場を奥へと進むと、層状チャートの壁が現れます!!
ガケの横を浦へ回ると、放散虫微化石研究者の生痕化石が見られます笑
サンプリングした際のナンバーが白いモルタルで塗られていて、20年以上経った今でも残されています。
宿泊は、国民宿舎土佐となりました。とても安い宿ですが、部屋からの景色は絶景です。露天風呂も比類無き開放感!!
部屋からの景色。ちょうど、チャートの壁から真上に上がった辺りに位置しています。