06 鉱物採集道具のそろえ方

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鉱物採集用の岩石ハンマーと露頭の写真
 

このページでは、鉱物採集に必要な道具のかんたんな揃え方や売っている場所について紹介します。

鉱物採集に出かけるのに必要な道具は基本的にはハイキングや登山と変わらない。 鉱物採集に絶対に必要になる道具は、たった2つ、ハンマーとタガネである。 その他にあった方が良いものとしては、スコップ(土砂を掘る)、バール(大きい岩をひっくり返す)、鎌(藪の草木を切り開く)などの一般的な園芸用品・工具類などが挙げられる。 さらにより鉱物採集を楽しむための専門的な道具としては、パンニング皿(砂金や重鉱物を採集する)、紫外線ランプ(紫外線蛍光を持つ鉱物を探す)、ガイガーカウンター(放射能を持つ鉱物を探す)などが挙げられる。

ハンマーとタガネ

マストアイテムであるこれらを買うには、3つの方法がある。「専門店」「ホームセンター」「インターネット」だ。

専門店とは、地学用品を取り扱う店のことである。このような店は主に学校、大学や研究所への販売を行っているが、個人への販売もしているところが多い。 また、鉱物標本を取り扱う店で採集道具も販売している場合がある。
代表的なものは、 プラニー商会(東京)、ホリミネラロジー(東京)、 東京サイエンス(東京)、岩本鉱産商会(東京)、 ニチカ(京都)、大江理工社(京都)、が挙げられる。 近隣地域に住んでいれば店舗へ赴いても良いが、メールや電話、FAXなどでの通信販売が主であるところも多い。 また、地球科学や鉱物に関連した展示のある博物館に併設されたお土産屋での販売もよく見かけるので、近くにあれば問い合わせてみたら良いだろう。

このような専門店で販売されているハンマーは高品質なものが多いが、得てして高価である。 もし安価に済ませたいのであれば、ホームセンターやインターネットを活用しよう。 タガネや石頭(カチワリハンマー)、スレッジハンマー(大型ハンマー)などはホームセンターでたいてい取り扱いがある。 店舗によっては東急ハンズなどの工具や理化学用品の取り扱いのある店でも販売されている。

また、インターネットにおいてはアマゾンで大抵の地学用品が揃う。以下に幾つかの商品へのリンクを紹介する。

パンニング皿

パンニング皿は専門店か博物館の土産屋でないと、ホームセンターなどではなかなか取り扱いがない。一方で、アマゾンではパンニング皿に販売もある。 

紫外線ランプ・ガイガーカウンター

これらは鉱物標本を販売している専門店か、もしくは理化学用品を取り扱っている専門店で探すことになる。 紫外線ランプは短波と長波の出し分けが出来るものを選ぼう。
鉱物採集においては、ガイガーカウンターの定量性はあまり必要ないので、フィールドで不意に壊れることも考慮して、高価なものでは無い方が良い。 計器類を販売している専門店で探すのが良い、 ヤフオクやeBayで中古品を探すのも良いだろう。

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