ロサンゼルスLos Angeles→ラスベガスLas Vegasの飛行機から

2011.02.29.

2012年のアメリカ巡検は、先ず日本からロサンゼルス空港へ飛び、そこから国内線に乗り継いでラスベガス空港へ向かいました。
この飛行機からの眺めが、シエラネバダの山脈を超える所で乾燥地帯に変わる様子が観察できて面白かったので記事にしました。

↑空港出てすぐの様子。とりあえず西へ向かって飛び立つ。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機 ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑そして海上に飛び立ってそこで旋回。
左側の画像は旋回時に見えたサンタモニカSanta Monicaのビーチ、右の画像は旋回後に入ったロサンゼルスLos Angelesの街並み。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑ロサンゼルスLos Angelesの空港&高速道路を上空から見た様子。テレビ東京の『空から日本を見てみよう』のアメリカ版のような感じ。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑ロサンゼルスLos Angelesの市街を抜けると山脈が現れる。
 山脈の所で海からの風が上昇気流になり、そこで雲ができている様子がよくわかる。
 山の上の方では気温もそれなりに低いらしく、雪が積もっている。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑そして山を超えるとはたと雲が途絶え、そこからは乾燥地帯に変わる!
 日本でもフェーン現象により異常な高温乾燥の気象になることがあるが、個々ではそういったことが恒常的に起こっているようです。
 しかしこの山脈による気候の境界、あまりにも分かりやすく見事なものでしたので、実際に見ると感動しました!

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑山脈を境に見事に雲が途絶えている!

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑山脈を超えるとほんとうに砂漠が広がっている。人生初の砂漠を眼下に、テンションが上がりました。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑このあたりは地質学的にはBasin and Range Provinceベースンアンドレンジ(地塁地溝地帯)と呼ばれ、マントル上昇流によって地殻の裂けつつあるリフト帯になっています。
 航空写真でも見るとわかりますが、山地と盆地が交互に並んでいます。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機Basin and Range

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機Basin and Range

↑ベースンアンドレンジBasin and Rangeの眺め。
 乾燥地帯で砂が舞っているのか、それとも飛行機の窓が曇っているのか、空が白んで見えました。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機Basin and Range

↑乾燥地帯とは言え、標高の高い部分には雪も積もっていました。
 少しは降水があるようです。

 

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機Basin and Range_Lake Mead

↑ラスベガスLas Vegasの東側の一山超えたところにあるミード湖Lake Mead
 ラスベガス湖とも言われるらしい。
 この湖は、Basin and RangeのBasinに水が溜まってできたものです。

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

ロサンゼルスLosAngelesからラスベガスLasVegasへの飛行機

↑ラスベガスLas Vegasの空港近く、市街が一望できる。
 ラスベガス盆地もBasinに当たる部分とされている。
 本当に、砂漠の中にできた盆地都市で、砂上の楼閣とはこの事か、と思いたくなるような、荒野に突如現れる都市、飛行機から見るとそういう印象でした。

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