正片麻岩 orthogneiss

正片麻岩(せいへんまがん、orthogneiss、オルソナイス)片麻岩のうち花崗岩類を原岩とするもので、変成岩の一種。 外見は「縞模様を持つ花崗岩類」のように見えるものが多い。 構成鉱物は基本的には花崗岩と大きくかわりなく、石英・長石類・黒雲母・角閃石類からなるが、変成作用によってざくろ石(主に鉄礬柘榴石)が形成していることもしばしばある。 副成分鉱物として、磁鉄鉱・チタン鉄鉱・ジルコン・アパタイトなどが普通に見られる。 主に大陸地殻中部~下部で高温中圧で形成される変成岩。
正片麻岩と対になる岩石として、砂岩や泥岩などの堆積岩を原岩とする準片麻岩が挙げられる。
正片麻岩 (ジンバブエZimbabwe シュルグイShurugwiの約34億年前の正片麻岩orthogneiss)
正片麻岩 (ジンバブエZimbabwe シュルグイShurugwiの約34億年前の正片麻岩)

関連項目

planetscope岩石鉱物詳解図鑑

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