ジンバブエ紀行2015

ジンバブエの田舎村の様子

ジンバブエでは都市部と農村部の発展具合の違いがものすごく大きいです。 農村部では大半の家庭では円筒形の土壁に茅葺き屋根のような草の屋根の家で暮らしています。 幹線道路の脇にそういった集落を多数見ることができます。 今回、地質調査の際には露頭を探してそのような集落の中もいくつか入りました。 いちおう他人の暮らしている家なのであんまりバシバシ写真撮るのは遠慮してしまいましたが、ここである程度の様子が分かる写真を載せたいと思います。

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

ジンバブエの典型的な田舎村の住宅の様子。 1950年代の日本の農村みたいな光景です。おばさんが子供をおんぶ紐で背負いながら洗濯物を干したり、 なにかの果物を刻んで調理してたり、その脇を鶏がウロウロしていたり…

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

伝統的な円筒形の住居に加えて、このような四角いやや近代的(?)な住居も併設されている場合が多い。 内部にはテレビや携帯電話など、最低限の電化製品はありました。家によってはソーラーパネルも設置しています。

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

左は農村部を山の上から撮影した写真。右は村人に連れられて集落内を歩いている時の様子。

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

左は遊ぶ子どもたち。子どもたちは珍しいアジア人を見ると、たいていは喜んではしゃぎます。 手を振る子、何か叫ぶ子、投げキスしてくる子、よくわからないけどクルマを追いかけて全力疾走する子、小さい子だと中には怖がってなく子もいます。
大人の場合、とても警戒してくる人もいますが、立ち入り許可を求めに行くと、誠実に対応してくれる人が多かったです。 日常会話はショナ語などでしていますが、彼らは英語で教育されているので基本的に英語は通じます。
右は頭の上に載せて荷物を運ぶ女性たち。ジンバブエの女性は若い人もオバサンも、頭に荷物を載せて運んでいることが多いです。 中には驚異的なバランス感覚に驚かされるようなこともあります。 あと余談ですが、ジンバブエの若い女性はスリムでスタイルよくて、けっこう美人が多いです。 ただしオバサンになると"形態変化"してしまう場合もあるみたいですね…これは万国共通ですが、アフリカではその傾向が強い気がしました…

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

左の写真は露頭を求めてダートを突き進むクルマ。乾燥しているため土煙がものすごい事になります。
右の写真は露頭で採集する我々と、それを見守る村人、そして村人の世間話につきあう同行しているジンバブエ地質調査所の人たち。 英語が通じるとはいえ、やはりショナ語を話せる現地人である地質調査所の彼らがいてくれたので安心感が大きかったです。とても助かりました。
あと、ジンバブエは鉱業国だからということもありますが、一般市民の地学の知識レベルが高いような気がしました。 農村の若者でさえ、花崗岩のような火成岩と堆積岩、変成岩の違いを知っていたり。 場合によっては、自分の土地の土砂から砂金が出ることもあるので、彼らも無関心ではいられないようです。 我々の採集目的は鉱業探査ではなくて、地球史研究ですので堆積岩や花崗岩ばかり採集していくのを不思議がっていました。

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

Zimbabwe ジンバブエ 地方田舎の農村の現状

左側はダートを歩く現地の女性2人。彼ら、1日何km歩いているのだろうか… 
右側は南アとの国境近いバイトブリッジの農村での夕日。 ダート道を爆走しながら撮った写真ですが、この辺りではバオバブが自生しており、とても美しかったです。

ジンバブエ旅行情報 2015 TOPへ戻る